(1)MargaJOの即興舞踊
実施活動及び研究記録。(2004～2013秋)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

(2)Margaticaの即興舞踊
実施活動及び研究記録。(2013秋～)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●　畏怖と憧憬　AWE AND YEARNING

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高水準に維持される持続の過程は美的体験を齎す

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あらゆる顕在が潜在に懐かれ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あらゆる部分に全体が内包されているならば
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　顕前を創りだす母体へ還ろうとする試みは常に試行され続ける

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　故も知らず人為を超えて変容する時空に出遭った際の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　畏怖と憧憬は記憶に身体に特異点として刻印されるのだから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　始刻と終刻を提示された限りある生にも似た単位時間内に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地に繋がれた質量ある身に偏微分された意識を乗せて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定められた小さな箱の中の銀河で彷徨うのも又試行のひとつ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　縁に集う人々が消費してゆく互いの命の時間と堆積し埋もれてゆく記憶に捧げる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　顕現した特異な瞬間或いは特異な空間を共有しようとするささやかな飛翔の試み

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　識閾下の認知を閾上に浮かばせよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多細胞体が進化してくるまで生物に死骸を残す自然死は無かった死は無かった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　システムとして物質レベルの新陳代謝を速やかに重ねながら世代を越えて生き続け
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今も尚現存する生命はヒトもバクテリアも等しく３０数億年を経ており
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これから近似的無限へ続く可能性のある生の過程である生の過程である

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ならば総体で総体を捉えよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流動の核心に我々の生はある

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　微細な智慧の風を集束し 疎大な行為の風を散逸せよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拡散と収束の双方を急速に積分しつつ その狭間を封じ込めよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厳しき太古といはけ無き未来が不可分の臨界に飛び続けよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銀河に耳を澄まし星辰の声を裡に捉えよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　体内の微小空隙が其処此処に繋がり覚醒してゆく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目的も理由もなく思考も感情も無く意味も無意味もなく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　圧倒的に透明な静寂から動きは生じる

Margatica(ﾏﾙｶﾞﾁｶ)　～旧MargaJO(ﾏﾙｶﾞｼﾞｮ)

　　　　　　　　　　

佐藤祐子(現代舞踊)に師事。観世流梅若会にて仕舞を履修。

独自で即興舞踊(free improvisation)を始める。

無伴奏即興ソロの他、即興演奏、映像、美術、文学などと共演。

2004年より「margajo」の名にて活動。

2013年「Margatica」に改名。

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公式連絡先　margatica01(a)gmail.com